|
むらさきやしおつつじ (紫八染躑躅)
|
|
|
                                                           |
|
|
わが国の本州、滋賀県以北から中部・東北地方の日本海側と北海道に分布しています。山地帯から亜高山帯の林縁や雪渓の縁に生え、高さは１〜２メートルになります。葉は倒披針形から倒卵状楕円形で、枝先にやや輪生状に互生します。５月から７月ごろ、濃い紅紫色の花を咲かせます。雄しべは１０個あり、うち上部の５個は短く、花糸に白色の短毛が生え、下部の５個は長くて花冠の外側に伸び、無毛です。和名にある「八染（やしお）」とは、何度も染料に浸して濃く染めるという意味です。 |
|
|
ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、学名は Rhododendron albrechtii。英名はありません。 |
|
|
"Murasaki-yashio-tsutsuji" (Rhododendron albrechtii) belongs to Ericaceae (the Azalea family). It is a small deciduous tree that is distributed northward from Shiga prefecture to the Japan Sea side of Chubu and Tohoku district, and Hokkaido in Japan. This tree grows in forest edges of montane to sub-alpine zone and by snow patches, and can reach 1-2 m in height. The leaves are oblanceolate to obovate-elliptic and alternate at the terminal branches in whorls. The dark magenta flowers bloom from May to July. The flower has 10 stamens, of which the upper 5 are short, with white short hairs on the filaments, and the lower 5 are long, extending outside the corolla and hairless. The Japanese name "yashio" means "eight dyes", meaning that the dye is soaked in dye many times to dye it darkly. |
|
|
[上・中１〜２・中６] 長野県高山村「万座道路」にて、2009年05月23日撮影。 [中３・中４] 長野県小谷村千国乙「栂池自然園」にて、2006年08月02日撮影。 [中５] 富山県立山町芦峅寺「立山・弥陀ヶ原」にて、2006年07月10日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中７・中８] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中９〜中１７] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年06月01日撮影。 [中１８〜中２０] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月03日撮影。 [中５０〜中５２] 同上にて、2019年05月02日撮影。 [中２１・中２２] 群馬県片品村「至仏山」にて、2015年07月04日撮影。 [中２３〜中２６] 山形県飯豊町白川にて、2016年05月02日撮影。 [中２７〜中３０] 山形県小国町小玉川「温身平」にて、2017年06月03日撮影。 [中３１〜中３４] 山形県上山市蔵王にて、2017年06月23日撮影。 [中４６・中４７] 同上にて、2018年05月31日撮影。 [中３５・中３６] 福島市土湯温泉町「姥ヶ原」にて、2017年06月25日撮影。 [中３７〜中３９] 宮城県蔵王町「刈田峠」にて、2017年06月26日撮影。 [中４０〜中４２] 山形県遊佐町「二の滝渓谷」にて、2018年05月15日撮影。 [中４３〜中４５] 山形市関沢「笹谷峠」にて、2018年05月16日撮影。 [中４８] 山形県西川町「月山」にて、2018年06月23日撮影。 [中４９] 群馬県片品村「尾瀬ヶ原」にて、2012年06月10日撮影。 [中５３・中５４] 宮城県蔵王町「南蔵王」にて、2020年06月20日撮影。 [中５５・中５６] 秋田県仙北市田沢湖「秋田駒ヶ岳」にて、2022年06月26日撮影。 [中５７・下] 宮城県加美町「薬莱山」にて、2023年04月27日撮影。 |
|
|
|
Shu Suehiro
shu@botanic.jp
|