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わが国の本州から四国・九州に分布しています。日当たりのよい山野から亜高山帯にふつうに見られる野菊のひとつです。高さは50〜100センチになります。葉は広披針形または長楕円形で、両面に短毛が生えてざらつきます。縁には疎らに大きな鋸歯があります。8月から11月ごろ、茎頂に散房花序をだし、頭花を咲かせます。舌状花は青紫色から淡紫色、白色などで、総苞は半球形、総苞片は3列並びです。名前は、野に咲く紺色の「きく」ということから。
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キク科シオン属の多年草で、学名は Aster microcephalus var. ovatus (syn. Aster ovatus var. ovatus)。英名は Wild chrysanthemum。
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The Wild chrysanthemum (Aster microcephalus var. ovatus) belongs to Asteraceae (the Aster family). It is a perennial herb that is native to Honshu, Shikoku and Kyushu in Japan. This herb grows in sunny mountains to sub-alpine areas and can reach 50-100 cm in height. The leaves are broad-lanceolate or oblong and euralia-like textured with short hairs on the both sides. They have coarsely-toothed margins. The corymbs are borne on the stem apices and the flower-heads bloom from August to November. The ray-flowers are bluish-purple, pale purple or white. The bracts are hemispherical and the phyllaries are arranged in triple rows.
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[上] 新潟県十日町市松之山にて、2008年10月19日撮影。 [中1] 長野県白馬村北城「八方尾根」にて、2006年08月25日撮影。 [中2〜中4] 大阪府東大阪市上四条町「なるかわ園地」にて、2005年10月03日撮影。 [中5] 長野県大鹿村大河原「鳥倉山」にて、2005年09月22日撮影。 [中6] 長野県伊那市長谷黒河内「黒河内林道」にて、2006年08月24日撮影。 [中7] 長野県伊那市長谷黒河内「南アルプス林道」にて、2006年09月22日撮影。 [中8・中9] 新潟県湯沢町三俣にて、2010年09月05日撮影。 [中10〜中12] 茨城県北茨城市「花園山」にて、2012年09月22日撮影。 [中13・中14] 茨城県高萩市「土岳」にて、2012年11月10日撮影。 [中15・中16] 福島県いわき市小川町にて、2013年12月14日撮影。 [中17・中18] 宮城県川崎町今宿にて、2016年09月24日撮影。 [中24・中25] 同上にて、2017年09月25日撮影。 [中19〜中21] 山形市新山「笹谷峠」にて、2016年09月24日撮影。 [中22・中23] 宮城県川崎町「ハマグリ山」にて、2016年10月01日撮影。 [中26〜中29] 山形県南陽市元中山にて、2017年09月25日撮影。 [中30・中31] 山形県小国町小玉川にて、2017年10月26日撮影。 [中42〜43・下] 同上にて、2021年09月20日撮影。 [中32・中33] 山形県小国町玉川にて、2018年09月23日撮影。 [中34〜中36] 同上にて、2019年10月07日撮影。 [中37・中38] 青森市荒川「酸ヶ湯温泉」にて、2019年08月29日撮影。 [中39〜中41] 宮城県川崎町支倉にて、2020年10月20日撮影。
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