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わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布しています。山地の沢沿いの明るい林内に生え、高さは20〜30センチになります。葉は卵円形で縁には鈍鋸歯があり、長さ2〜3センチの葉柄がつきます。4月から5月ごろ、茎頂に穂状花序をだし、きれいな紫色の花を咲かせます。花後、走出枝を伸ばして広がります。和名は、花のかたちを羅生門で切り落とされた鬼の腕に喩えたもの。
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シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で、学名は Meehania urticifolia。英名は Meehan's mint。
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The Meehan's mint (Meehania urticifolia) belongs to Lamiaceae (the Mint family). It is a perennial herb that is native from Honshu to Shikoku and Kyushu in Japan, as well as the Korean peninsula and China. This herb grows in open forests along mountain streams, and it can reach 20-30 cm in height. The leaves are ovate-round with obtuse serrated edges and 2-3 cm long petioles. The spikes are borne atop of stems and the pretty purple flowers bloom from April to May. After flowering, it spreads by basal stolons. The Japanese name is a metaphor for the shape of a flower to the cut off demon's arm at Rashomon (the gate built at the southern end of the Suzaku Avenue in the ancient Kyoto).
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[上] 大阪府河内長野市滝畑「岩湧山」にて、2006年05月15日撮影。 [中1・中5] 岐阜県高山市清見町「小鳥峠」にて、2006年06月01日撮影。 [中2・中4] 長野県塩尻市片丘にて、2006年06月02日撮影。 [中3] 同上にて、2005年05月22日撮影。 [中6] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2006年03月29日撮影。 [中7〜中9] 福島県北塩原村「雄子沢」にて、2014年06月15日撮影。 [中10・中11] 宮城県仙台市「泉ヶ岳」にて、2016年06月04日撮影。 [中12〜中14] 宮城県山元町「深山」にて、2020年05月01日撮影。 [中15〜中18] 宮城県仙台市太白区坪沼にて、2020年05月07日撮影。 [中19・中20] 宮城県仙台市太白区「太白区」にて、2021年05月08日撮影。 [中21〜中25] 宮城県気仙沼市「徳仙丈山」にて、2021年05月16日撮影。 [中26〜中28] 宮城県大和町鎌房にて、2022年05月02日撮影。 [中29・下] 福島市松川町「水原地区くまがいそう自生地」にて、2023年05月04日撮影。(photo by Yumi Gunji)
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