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中国が原産で、わが国へは室町時代に渡来したといわれています。名前は、沈香のような匂いがあり、「ちょうじ(丁子)」のような花をつけることから。春まだ浅い2月から3月ごろ、外が赤紫色、内側が白色の花を咲かせます。この花のように見えるのは、花弁ではなく萼です。これを採取して日干ししたのを、漢方では瑞香花(ずいこうか)と呼び、うがい薬として用いられています。雌雄異株ですが、わが国にはほとんど雄株しかないため、ふつうには花が咲いても実を結びません。
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ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、学名は Daphne odora。英名は Winter daphne。
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Winter daphne (Daphne odora) belongs to the Thymelaeaceae (the Akia family). It is a small evergreen tree that is native to China. This tree was introduced into Japan in Muromachi Era (about 550 years ago). The flowers come in early spring, February to March, and the sepals are colored magenta outside and white inside. They have been used for gargle. This tree is dioecism, though the male plant only presents in Japan.
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[上・中1] 大阪府四条畷市清滝中町にて、2005年03月20日撮影。 [中2] 神奈川県鎌倉市「大船植物園」にて、2007年02月14日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中3〜中5] 千葉県香取市新里にて、2016年03月10日撮影。 [中6〜7・下] 宮城県南三陸町志津川にて、2019年03月24日撮影。
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