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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部に分布しています。丘陵から山地の林内や草地に生え、高さは8〜15センチになります。葉は長楕円状卵形から三角状卵形で粗い鋸歯があり、長い葉柄がつきます。葉柄に翼はありません。4月から6月ごろ、花柄を伸ばして、濃紅紫色から青紫色、白色などの花を咲かせます。距は大きく、側弁の基部には毛が密生します。名前は、「さくら」のように花弁の先端が切れ込む個体があることから。
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スミレ科スミレ属の多年草で、学名は Viola hirtipes。英名はありません。
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"Sakura-sumire" (Viola hirtipes) belongs to Violaceae (the Violet family). It is a perennial herb that is native to Japan, the Korean Peninsula and northeastern China. This herb grows in hillsides to montane forests or grasslands and can reach 8-15 cm in height. The leaves are oblong-ovate to deltoid-ovate with coarsely toothed edges. The petioles are long and non-winged. The flowers are dark magenta, bluish-purple to white and borne on the long peduncles. The spurs are large and the short hairs bear densely on the bases of lateral petals.
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[上・中1] 群馬県嬬恋村門貝にて、2009年05月24日撮影。 [中2・中3] 群馬県富士見村「赤城ふれあいの森」にて、2008年04月27日撮影。 [中4・中5] 長野県小諸市「高峰高原」にて、2009年05月23日撮影。 [中6〜中9] 長野県塩尻市片丘「高ボッチ高原」にて、2006年06月02日撮影。 [中10] 群馬県富士見村小暮にて、2008年04月27日撮影。 [中11〜中14] 長野県小海町豊里にて、2018年05月18日撮影。 [中15〜19・下] 宮城県気仙沼市「徳仙丈山」にて、2021年05月16日撮影。
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