サヤエンドウ (Pisum sativum var. macrocarpon)

さやえんどう (莢豌豆)

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	「えんどう」は、長い間穀物として利用されていましたが、１３世紀ごろにフランスで若いさやを食べるようになったと言われています。またわが国では、江戸時代になってからさやえんどうを食用とするようになり、明治時代になって欧米から優れた品種が導入され、全国に普及することになりました。平らな莢と薄い莢の壁を持つ「えんどう」で、まだ未熟な状態で、莢と種子の両方を一緒に食べます。別名で「きぬさや（絹莢）」とも呼ばれます。在来品種としては、静岡県の「伊豆赤花」や愛知県の「渥美白花」があり、改良品種も多く栽培されています。また、昭和初期にカナダから輸入された「オランダ大莢」や「仏国大莢」などの大型莢の品種もあります。写真上・中１～２の品種は、「兵庫絹莢」（サカタ）中３は、「赤花つるあり絹莢」（サカタ）中４は、「笹みどり絹莢」（丸種）中５は、「はやせ絹莢」（渡辺採種）中６は、「豊成」（サカタ）中７は、「かわな大莢」（サカタ）中８は、「松島三十日絹莢」（渡辺採種）中９は、「つるあり赤花絹莢」（丸種）中１０は、「子宝三十日絹莢」（渡辺採種・半矮性）中１１は、「スジナイン」（トキタ）中１２は、「成増３０日絹莢」（カネコ）中１３は、「はまかぜ絹莢」（カネコ）中１４は、「ひのくに絹莢」（中原）中１５は、「白花三十日絹莢」（中原）中１６は、「電光３０日絹莢」（カネコ）下は、「オランダ大莢」
	マメ科エンドウ属の一年草または二年草で、学名は Pisum sativum var. macrocarpon。英名は Snow pea、Podded pea。
	The Snow pea (Pisum sativum var. macrocarpon) belongs to Fabaceae (the Pea family). It is an annual or a biennial herb. The "Pea" has been used as a grain for a long time, but it is said that in France around the 13th century, people began eating the young pods. In Japan, the pea became a food item during the Edo period (1603-1868), and in the Meiji era (1868-1912), superior varieties were introduced from Europe and America, leading to its widespread cultivation nationwide. The snow pea has flat pods with thin walls, and both the pods and seeds are eaten together while still immature.It is also known by the alternative name "kinu-saya" (silk pod). Among native varieties, there are "Izu-akahana" from Shizuoka Prefecture and "Atsumi-shirohana" from Aichi Prefecture, and many improved varieties are also cultivated. Additionally, large-podded varieties such as "Dutch large pod" and "French large pod", imported from Canada in the early Showa period (1926-1989), are also available.
	[上・中１５] 宮城県川崎町支倉にて、2020年06月03日撮影。 [中１５] 同上にて、2021年06月03日撮影。 [中１] 千葉県香取市大角にて、2010年06月10日撮影。 [中２・中４] 同上にて、2011年04月27日撮影。 [中３] 同上にて、2010年05月27日撮影。 [中５～中７] 同上にて、2011年05月20日撮影。 [中８] 同上にて、2014年04月25日撮影。 [中９] 同上にて、2014年04月29日撮影。 [中１０・中１１] 同上にて、2014年05月19日撮影。 [中１２] 同上にて、2014年05月22日撮影。 [中１３・中１４] 同上にて、2015年05月21日撮影。 [下] 同上にて、2012年05月19日撮影。

Shu Suehiro