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わが国の特産種です。四国の西南部から九州、沖縄に分布しています。「つばき」の仲間ですが、「つばき」が春咲くのに対して、「さざんか」は秋から初冬にかけて咲きます。花弁が一枚いちまい散るのが特徴です。樹皮は灰褐色で滑らかです。楕円形の葉は厚くて光沢があり、互生します。縁には短い鋸歯があります。「つばき」と同様に古くから栽培され、多くの園芸品種があります。写真中2は園芸品種の「笑顔(cv. Egao)」。
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ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、学名は Camellia sasanqua。英名は Camellia。
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The Camellia (Camellia sasanqua) belongs to Theaceae (the Tea family). It is a semi-tall evergreen tree that is endemic to Japan and is distributed from southwestern Shikoku to Kyushu and Okinawa. It is a member of the Camellia family, but while "Tsubaki" blooms in spring, "Sazanka" blooms from fall to early winter. It is characterized by the fact that each petal falls off one by one. The barks are grayish-brown and smooth. The elliptic leaves are thick, shiny, and alternate. The margins have short serrations. Like "Tsubaki", it has been cultivated for a long time, and there are many garden varieties. The 3rd photo shows the horticultural variety "Egao".
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[上] 愛知県名古屋市千種区「東山植物園」にて、2004年11月21日撮影。 [中1] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2004年12月07日撮影。 [中2] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2005年01月19日撮影。 [中3] オーストラリア・シドニー市チェリーブルックにて、2009年03月27日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中4] 同上にて、2006年01月07日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中5] オーストラリア・シドニー市デュラルにて、2009年03月27日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中6] 同上にて、2009年04月24日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中7] 同上にて、2009年05月12日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中8] 同上にて、2009年05月18日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中9・中10] 茨城県石岡市「茨城県フラワーパーク」にて、2009年11月15日撮影。 [中11〜中14] 千葉県香取市仁良にて、2010年11月12日撮影。 [中15・中16] 茨城県北茨城市関南町にて、2013年11月02日撮影。 [中17〜中19] 宮城県石巻市「御番所山」にて、2015年01月17日撮影。 [中20] アメリカ・テキサス州「ダラス植物園」にて、2015年11月20日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中21・中22] 同上にて、2015年11月20日撮影。(photo by Jouette Travis) [中23・中24] 茨城県桜川市「筑波山」にて、2015年11月22日撮影。 [中25] 宮城県仙台市青葉区「東北大学植物園」にて、2017年11月28日撮影。 [中26] 茨城県ひたちなか市「ひたち海浜公園」にて、2019年12月25日撮影。 [中27・中28] 宮城県川崎町「みちのく湖畔公園」にて、2020年01月11日撮影。 [中29・下] 宮城県多賀城市「多賀城跡」にて、2022年11月11日撮影。
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