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わが国の各地に分布しています。山野のやや湿ったところに生え、高さは10〜30センチになります。葉は1〜3回3出複葉で根生し、紫色を帯びた長い柄があります。3月から5月ごろ、花茎を伸ばして複散形花序をつけ、小さな白い花を咲かせます。和名の由来は不詳です。別名で「おうれんだまし(黄連騙し)」と呼ばれますが、これは葉が「せりばおうれん(芹葉黄連)」に似ていることから。食べると美味しいそうです。
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セリ科セントウソウ属の多年草で、学名は Chamaele decumbens。英名はありません。
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"Sentou-so" (Chamaele decumbens) belongs to Apiaceae (the Carrot family). It is a perennial herb that is native to Japan. This herb grows in wettish places of mountains or fields and can reach 10-30 cm in height. The leaves are basal and trifoliate to triternate compound with purple tinged long petioles. The compound umbels are borne on the flowering stalks and bloom small white flowers from March to May. The origin of its Japanese name "Sentou-so" is unknown. It is also known as "Ouren-dameshi", because its leaves resemble those of "Seriba-ouren". It is said to be delicious when eaten.
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[上] 埼玉県秩父市定峰にて、2010年04月03日撮影。 [中1] 栃木県藤岡町「三毳山公園」にて、2008年03月29日撮影。 [中2] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2009年03月28日撮影。 [中3・中4] 長野県軽井沢町長倉にて、2009年05月24日撮影。 [中5] 茨城県桜川市「筑波山」にて、2014年04月12日撮影。 [中6〜中9] 栃木県宇都宮市古賀志町にて、2016年04月02日撮影。 [中10〜中12] 宮城県仙台市太白区「太白山自然観察の森」にて、2019年02月17日撮影。 [中13] 宮城県山元町「深山」にて、2020年05月01日撮影。 [中14・中15] 宮城県仙台市太白区「中ノ森」にて、2021年04月19日撮影。 [中16・下] 宮城県加美町「薬莱山」にて、2023年04月27日撮影。
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