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わが国の本州、東北地方南部以南から四国・九州それに済州島や台湾に分布しています。山地の林内に生え、高さは2〜5メートルになります。よく分枝して、長楕円形の葉は互生します。枝や葉には香りがあり、「抹香臭い」という言葉の語源になっています。また、全草にアニサチンなどの有毒成分が含まれるため「悪しき実」とされ、名前のいわれになっています。3月から4月ごろ、葉腋に淡黄色の花を咲かせます。果実は集合果で、秋に熟します。台湾華語では「白花八角」と呼ばれます。
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シキミ科シキミ属の常緑小高木で、学名は Illicium anisatum (syn. Illicium anisatum var. leucanthum)。英名は Japanese anise、Japanese star anise。
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The Japanese anise (Illicium anisatum) belongs to the family Illiciaceae. It is a semi-tall evergreen tree that is distributed southward from southern Tohoku district of Honshu to Shikoku, Kyushu in Janan, the Jeju-do (southern Korea) and Taiwan. This tree grows in mountane forests and can reach 2-5 m in height. It is much branched, and the leaves are oblong, alternate. The branches and leaves have foul odor. The whole plant contains anisatin and be poisonous. The pale yellow flowers come in axiles from March to April. The fruits are aggregate and ripen in fall. In Taiwanese Chinese, it is called "白花八角".
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[上・中1] 岐阜県瑞浪市釜戸町「竜吟峡」にて、2007年04月13日撮影。 [中2・中3] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2006年03月29日撮影。 [中4] 同上にて、2006年02月17日撮影。 [中5] 京都府精華町「花空間けいはんな」にて、2006年02月02日撮影。 [中6・中7] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2011年05月04日撮影。 [中8〜9・下] 茨城県つくば市「筑波山」にて、2013年04月13日撮影。
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