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わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国それに南千島に分布しています。人里近くの道端や堤防など、やや乾燥したところに生え、高さは7〜15センチになります。葉は卵状長楕円形で、葉柄には翼があります。4月から5月ごろ、濃紫色の花を咲かせます。側弁の基部には毛が生えます。和名は、大工さんの使う墨入れに花のかたちが似ていることから。花色や毛の有無には変異が大きいようです。台湾華語では「紫花地丁」、中国名では「東北菫菜(dong bei jin cai)」。
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スミレ科スミレ属の多年草で、学名は Viola mandshurica。英名は Manchurian violet。
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The Manchurian violet (Viola mandshurica) belongs to Violaceae (the Viola family). It is a perennial herb that is distributed throughout Japan, Taiwan, the Korean Peninsula, China, and the southern Kuril Islands. It grows in rather dry places such as roadsides and embankments near human settlements and grows 7 to 15 cm tall. It produces dark purple flowers from April to May. The base of the lateral petals is covered with hairs. The Japanese name comes from the flower's resemblance to an inkwell used by carpenters. There seems to be a great deal of variation in flower color and the presence or absence of hairs. In Taiwanese, it is called "紫花地丁"; in Chinese, it is called "東北菫菜" (dong bei jin cai).
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[上・中1] 群馬県富士見村「赤城山」にて、2008年04月27日撮影。 [中2] 大阪府四條畷市下田原「ふれあいの森」にて、2006年11月04日撮影。 [中3・中4] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年05月10日撮影。 [中5・中6] 長野県松川村鼠穴にて、2006年05月10日撮影。 [中7] 長野県松本市内田「県林業総合センター」にて、2005年05月22日撮影。 [中8] 静岡県浜松市「浜名湖花博」にて、2004年04月11日撮影。 [中9] 長野県大町市八坂「唐花見湿原」にて、2006年05月10日撮影。 [中10] 群馬県嬬恋村門貝にて、2009年05月24日撮影。 [中11・中12] 山梨県甲州市大和町「湯ノ沢お花畑」にて、2014年05月24日撮影。 [中13・中14] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月24日撮影。 [中21] 同上にて、2017年05月26日撮影。 [中30・中31] 同上にて、2018年05月02日撮影。 [中37〜中41] 同上にて、2019年05月22日撮影。 [中15〜中20] 新潟県新発田市熊出にて、2017年05月07日撮影。 [中22〜中24] 新潟県魚沼市「小出スキー場」にて、2018年04月22日撮影。 [中25〜中29] 大分県由布市湯布院町「由布岳」にて、2018年04月27日撮影。 [中32・中33] 長野県小海町豊里にて、2018年05月18日撮影。 [中34〜中36] 山形県小国町玉川にて、2018年05月22日撮影。 [中42〜43・下] 宮城県村田町足立「谷山自然公園」にて、2023年05月17日撮影。
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