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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島に分布しています。山野に生え、高さは10メートルほどになります。小枝は堅く、しばしば棘に変わります。葉は楕円形で互生しますが、長枝の葉は3〜5裂するものがあります。また若葉の出始めは2つ折りです。4月から6月ごろ、枝先の散形花序に白い花を咲かせます。つぼみの頃は紅色です。花柱はふつう3個、雄しべは多数あります。樹皮からは染料が採れ、その「染(そみ)」が名前の由来です。果実は球形で、9月から10月ごろに橙赤色に熟します。別名で「こりんご(小林檎)」とも呼ばれます。
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バラ科リンゴ属の落葉小高木で、学名は Malus toringo。英名はありません。
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"Zumi" (Malus toringo) belongs to Rosaceae (the Rose family). It is a semi-tall decidous tree that is native to Japan and the Korean Peninsula. This tree grows in hills and fields, and can reach about 10 m in height. The twigs are hard and often turn into spines. The leaves are elliptic and alternate, though they sometimes divided into 3-5 lobes. The browses are twofold when come out in foliation. The white flowers bloom in umbels from April to June. The young buds are tinged rose-pink. The flower has three styles and numerous stamens. The bark are used for dyewood. The fruits are pomes and ripen in orange-red from September to October.
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[上・中1] 栃木県日光市湯元「金精峠」にて、2010年06月27日撮影。 [中2・中5・中7] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年06月02日撮影。 [中3] 長野県塩尻市片丘東山にて、2005年05月22日撮影。 [中4] 岐阜県高山市清見町夏厩「小鳥峠」にて、2006年06月01日撮影。 [中6] 長野県大町市八坂「唐花見湿原」にて、2006年06月02日撮影。 [中8・中9] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2009年11月15日撮影。 [中10] 群馬県富士見村「覚満淵」にて、2010年10月02日撮影。 [中11] 京都府宇治市「宇治市植物公園」にて、2005年10月22日撮影。 [中12・中13] 福島県昭和村「駒止湿原」にて、2012年08月26日撮影。 [中14〜中17] 長野県茅野市北山にて、2014年05月04日撮影。 [中18〜中21] 福島県北塩原村「雄国沼」にて、2014年06月15日撮影。 [中22〜中24] 群馬県片品村「尾瀬ヶ原」にて、2015年07月05日撮影 [中25〜中35] 長野県小海町豊里にて、2018年05月18日撮影。 [中36〜中41] 長野県小海町千代里にて、2018年05月18日撮影。 [中42〜44・下] 長野県小海町稲子にて、2018年05月18日撮影。
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