だいだい (橙)

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium cv. Shimadaidai

Citrus aurantium cv. Shimadaidai

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

Citrus aurantium

インドからヒマラヤが原産です。わが国へは、中国を経て奈良時代に渡来しました。和名は、越年しても前年の果実が落ちず、新旧代々の果実が同時になることによります。このことから子孫繁栄に通じるとされ、お正月の飾りなどに使われます。果実は12月になると鮮やかな橙色となりますが、春にはふたたび緑色を帯びて目立たなくなります。果実は酸味と苦味が強く、マーマレードなど加工されたり、漢方薬として利用されます。写真中4・中5は、園芸品種の「しまだいだい(cv. Shimadaidai)」。写真中9〜10の品種は、種名札では「セビリアだいだい」となっていますが、「だいだい」の同義語と考えられており、それの変種ではありません。
ミカン科ミカン属の常緑小高木で、学名は Citrus aurantium。英名は Bitter orange。
The Bitter orange (Citrus aurantium) belongs to Rutaceae (the Citrus family). It is a semi-tall evergreen tree that is native from India to Himalaya. This tree was introduced into Japan via China in Nara Era (about 1300 years ago). The fruits are ripen in bright orange, though they turn greenish again in the next spring. The fruits have strong acid, bitter taste and provide the raw material for marmalade. The 4th and 5th photos are a cultivar 'Shimadaidai'. The varieties 9-10 in the photo are labeled as "Seville sour orange" on the species name tag, but is considered a synonym for "Bitter orange", not a variety therof.
[上・中1] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2009年05月23日撮影。
[中6] 同上にて、2012年10月27日撮影。
[中7] 同上にて、2013年01月19日撮影。
[中2] 静岡県浜松市「浜松市フルーツパーク」にて、2005年01月23日撮影。
[中3] 静岡県浜松市「浜名湖花博」にて、2004年04月11日撮影。2005年01月23日撮影。
[中4] 愛知県安城市「デンパーク」にて、2007年11月02日撮影。
[中5] 岐阜県可児市「花フェスタ記念公園」にて、2003年01月26日撮影。
[中8] アメリカ・フロリダ州「サウスフロリダ大学」にて、2011年05月17日撮影。(photo by Jon Suehiro)
[中9〜中11] アメリカ・フロリダ州オーランド市「ハリーP.ルーガーデン」にて、2012年09月23日撮影。(photo by Jon Suehiro)
[下] 三重県伊勢市豊川町「伊勢神宮外宮」にて、2022年03月19日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp