|
|
|
地中海東部から中央アジアが原産の野生型フダンソウ(Beta vulgaris ssp. maritima)の栽培品種です。収穫物の利用方法によって4品種群に分類されています。
A:リーフビートグルーブ(ふだんそう、スイスチャード)
B:ガーデンビートグループ(ビーツ、テーブルビート、ガーデンビート)
C:フォッダービートグループ(飼料用ビート)
D:シュガービートグルーブ(てんさい)
ここでは、「テーブルビート」は根を食用とするために改良された品種群とします。わが国への渡来は、江戸時代初期と推定されます。ウクライナ料理のボルシチには欠かせない野菜であり、本場のボルシチの鮮やかな赤紫色はテーブルビートに由来します。和名では「かえんさい(火焔菜)」と呼ばれます。
写真上・中1、中5〜11、下の品種は、デトロイトダークレッド(cv. Detroit Dark Red)
中2〜中4の品種は、キオッジャ(cv. Chioggia)
|
|
アカザ科フダンソウ属の二年草で、学名は Beta vulgaris ssp. vulgaris。英名は Table beet、Garden beet、Beets。
|
|
The Table beet (Beta vulgaris ssp. vulgaris) belongs to Chenopodiaceae (the Goosefoot family). It is a biennial herb that is cultivated varieties of Wild chard (Beta vulgaris ssp. maritim). It is classified into 4 variety groups according to the method of harvesting use. A: Leaf Beet Group, B: Garden Beet Group, C: Fodder Beet Group and D: Sugar Beet Group. Here, table beet is an improved breed group to make the roots edible. It was presumed to be introduced into Japan in the early Edo period (about 370 years ago). It is an indispensable vegetable for borscht of Ukrainian cuisine, and the vivid red purple color of the authentic borscht comes from the table beet.
|
|
[上・中1] 千葉県香取市大角にて、2012年08月01日撮影。 [中2] 同上にて、2013年09月13日撮影。 [中3・中4] 同上にて、2013年12月16日撮影。 [中5] 山形県小国町小玉川にて、2019年06月12日撮影。 [中6] 同上にて、2019年06月28日撮影。 [中7・中8] 宮城県川崎町支倉にて、2021年06月15日撮影。 [中9] 同上にて、2021年06月17日撮影。 [中10] 同上にて、2021年11月13日撮影。 [中11・下] 同上にて、2023年05月26日撮影。
|