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地中海東部から中央アジアが原産の野生型フダンソウ(Beta vulgaris ssp. maritima)の栽培品種です。収穫物の利用方法によって4品種群に分類されています。
A:リーフビートグルーブ(ふだんそう、スイスチャード)
B:ガーデンビートグループ(ビーツ、テーブルビート、ガーデンビート)
C:フォッダービートグループ(飼料用ビート)
D:シュガービートグルーブ(てんさい)
ここでは、「テーブルビート」は根を食用とするために改良された品種群とします。わが国への渡来は、江戸時代初期と推定されます。ウクライナ料理のボルシチには欠かせない野菜であり、本場のボルシチの鮮やかな赤紫色はテーブルビートに由来します。和名では「かえんさい(火焔菜)」と呼ばれます。
・写真上・中1、中5〜12、下の品種は、デトロイトダークレッド(cv. Detroit Dark Red)、
・中2〜中4は、キオッジャ(cv. Chioggia)。
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アカザ科フダンソウ属の二年草で、学名は Beta vulgaris ssp. vulgaris。英名は Table beet、Garden beet、Beets。
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The Table beet (Beta vulgaris ssp. vulgaris) belongs to Chenopodiaceae (the Goosefoot family). It is a biennial herb that is cultivated varieties of Wild chard (Beta vulgaris ssp. maritim). It is classified into 4 variety groups according to the method of harvesting use. A: Leaf Beet Group, B: Garden Beet Group, C: Fodder Beet Group and D: Sugar Beet Group. Here, table beet is an improved breed group to make the roots edible. It was presumed to be introduced into Japan in the early Edo period (1603-1868). It is an indispensable vegetable for borscht of Ukrainian cuisine, and the vivid red purple color of the authentic borscht comes from the table beet.
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[上・中1] 千葉県香取市大角にて、2012年08月01日撮影。 [中2] 同上にて、2013年09月13日撮影。 [中3・中4] 同上にて、2013年12月16日撮影。 [中5] 山形県小国町小玉川にて、2019年06月12日撮影。 [中6] 同上にて、2019年06月28日撮影。 [中7・中8] 宮城県川崎町支倉にて、2021年06月15日撮影。 [中9] 同上にて、2021年06月17日撮影。 [中10] 同上にて、2021年11月13日撮影。 [中11・中12] 同上にて、2023年05月26日撮影。 [下] 同上にて、2023年06月10日撮影。
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