|
|
|
わが国の各地に分布しています。山地に生え、高さは6メートルほどになります。葉は3出複葉で、秋には黄葉します。小葉は卵状楕円形で、縁には短い芒状の鋸歯があります。5月から6月ごろ、散形花序をだし小さな黄緑色の花を咲かせます。果実は液果で、秋に紫黒色に熟します。年輪がはっきりしないため、「こしあぶら」と同じく経木に利用されます。また若芽は山菜となります。和名は、冬芽のかたちが鷹の爪を思わせることから。
|
|
ウコギ科タカノツメ属の落葉小高木で、学名は Evodiopanax innovans。英名はありません。
|
|
The "Takano-tsume" (Evodiopanax innovans) belongs to Araliaceae (the Ginseng family). This tree grows in mountains and it can reach about 6 m in height. The leaves are trifoliate and turn bright yellow in fall. The leaflets are ovate-elliptic with short aristate-toothed edges. The small yellowish green flowers bloom in the umbles from May to June. The fruits are berries and ripen purple-black in fall. The timber is used as a "kyogi" (very thin board) because of its annual growth rings are not clear. The young shoots are used as a wild vegetable. The Japanese name "Takano-tsume" (hawk's claw) comes from the shape of the winter buds, which resemble a hawk's claw.
|
|
[上] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2003年09月07日撮影。 [中1] 大阪府交野市星田「ほしだ園地」にて、2006年11月02日撮影。 [中2] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年05月10日撮影。 [中3・中4] 京都府精華町「京都フラワーセンター」にて、2006年04月18日撮影。 [中5・中6] 大阪府河内長野市「花の文化園」にて、2006年11月21日撮影。 [中7] 宮城県仙台市「東北大学植物園」にて、2016年05月14日撮影。 [中8・中9] 同上にて、2017年11月28日撮影。 [中10・中11] 宮城県栗原市「東栗駒山」にて、2018年10月12日撮影。 [中12〜14・下] 山形県鮭川村「米太平山・米湿原」にて、2024年06月28日撮影。
|