|
|
|
わが国の本州から四国、九州に分布しています。山地に生え、高さは5〜10メートルになります。樹皮は灰色から灰褐色で平滑です。葉は広披針形で先端が尖り、互生します。葉の裏面は粉白色を帯びます。4月の初め、葉の展開する前に芳香のある「こぶし」に似た白い花を咲かせます。枝や葉は噛むと甘いので、「さとうしば」や「かむしば」の別名もあります。名前は「かむしば(噛柴)」が転訛したものです。「こぶし」と違って、花のすぐ下に1個の葉がありません。
|
|
モクレン科モクレン属の落葉低木で、学名は Magnolia salicifolia。英名は Anise magnolia。
|
|
The Anise magnolia (Magnolia salicifolia) belongs to Magnoliaceae (the Magnolia family). It is a small deciduous tree that is native to Honshu, Shikoku and Kyushu in Japan. This tree grows in mountains and can reach 5-10 m in height. The bark is gray to grayish brown and smooth. The leaves are opposite, broad lanceolate with acute tips. They are tinged powdery white beneath. The flowers are scented, Northern Japanese magnolia-like white, and bloom in early April before foliation. It has not the small leaf just under the flower.
|
|
[上・中1] 兵庫県神戸市灘区六甲山町「六甲高山植物園」にて、2005年04月19日撮影。 [中2] 岐阜県白川村飯島「三方岩岳」にて、2004年08月08日撮影。 [中3・中4] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年06月01日撮影。 [中5〜中10] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月03日撮影。 [中11] 同上にて、2015年06月07日撮影。(photo by Aya Seko) [中12] 同上にて、2015年06月07日撮影。 [中20〜中24] 同上にて、2018年04月19日撮影。 [中25・中26] 同上にて、2018年04月21日撮影。 [中30〜中33] 同上にて、2018年05月02日撮影。 [中13〜中15] 山形県飯豊町白川にて、2016年05月02日撮影。 [中16・中17] 山形県小国町「倉手山」にて、2016年08月14日撮影。 [中39・下] 同上にて、2018年10月21日撮影。 [中18・中19] 山形市神尾「山形市野草園」にて、2018年04月13日撮影。 [中27〜中29] 新潟県魚沼市「小出スキー場」にて、2018年04月22日撮影。 [中34〜中38] 山形県西川町「月山」にて、2018年06月23日撮影。
|