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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島南部に分布しています。林内のやや湿ったところに生え、茎は地面を這って広がります。葉は厚くて光沢のある卵形から卵円形で対生し、縁はやや波打ちます。6月から7月ごろ、枝先に2個ずつ白い花を咲かせます。花冠はふつう4裂しますが、5裂するものもあります。果実は2個が合着して球形の液果となり、赤く熟します。
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アカネ科ツルアリドオシ属の常緑多年草で、学名は Mitchella undulata。英名はありません。
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"Tsuru-aridooshi" (Mitchella undulata) belongs to Rubiaceae (the Madder family). It is an evergreen perennial herb that is native to Japan, as well as the southern Korean Peninsula. This herb grows in wettish places of forests, and the stems spread by creeping on the grounds. The leaves are thick, glossy, ovate to oval and opposite with undulate edges. The pairs of white flowers bloom at the terminal branches from June to July. The corolla is usually four-lobate, occasionally five-lobes. The fruits are connate spherical berries, and ripen in red.
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[上・中1] 秋田県由利本庄市矢島町「竜ヶ原湿原」にて、2005年07月18日撮影。 [中2・中4〜5] 長野県小谷村中土「雨飾高原」にて、2006年08月02日撮影。 [中3] 大阪府四條畷市逢阪「むろいけ園地」にて、2006年09月28日撮影。 [中6・中7] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中8・中9] 宮城県仙台市太白区「戸神山」にて、2016年12月10日撮影。 [中10〜中12] 山形県小国町小玉川「倉手山」にて、2018年10月21日撮影。 [中13〜中15] 山形市山寺「北面白山」にて、2018年11月16日撮影。 [中16] 山形県小国町小玉川「飯豊山」にて、2019年07月26日撮影。 [中17・中18] 山形市関沢「雁戸山」にて、2019年08月01日撮影。 [中19・中20] 宮城県仙台市青葉区「蕃山」にて、2021年04月07日撮影。 [下] 同上にて、2021年04月15日撮影。
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