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わが国の北海道から本州・四国、それに北半球の亜寒帯に広く分布しています。シラビソ帯からハイマツ帯の草原や林縁などに生え、高さは10〜20センチになります。葉脈のはっきりした葉が、茎の上部に輪生状につきます。6月から7月ごろ、白い花を上向きに咲かせます。花冠はふつう深く7裂し、螺旋状に重なっています。和名は、咲き始めたころ、花冠の縁に赤い褄取りがあることから。中国名では「七瓣蓮(qi ban lian)」。
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サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草で、学名は Trientalis europaea。英名は Chickweed wintergreen、Arctic starflower。
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The Chickweed wintergreen (Trientalis europaea) belongs to Primulaceae (the Primrose family). It is a perennial herb that is distributed widely from Hokkaido to Honshu, Shikoku of Japan and the subarctic region of Northern Hemispere. This herb grows in grasslands or forest deges of Veitch fir zone to Dwarf Siberian pine zone, and can reach 10-20 cm in height. The leaves are arranged in whorls on the upper part of stem with obvious veins. The white flowers bloom upward from June to July. The corolla is usually divided into seven partites, and arranged spirally. The Japanese name comes from the red tassel on the edge of the corolla when it begins to bloom. The Chinese name is "七瓣蓮" (qi ban lian).
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[上・中1] 福島県北塩原村「デコ平湿原」にて、2009年06月28日撮影。 [中2] 長野県山ノ内町「東舘山高山植物園」にて、2004年07月03日撮影。 [中3] 長野県小谷村千国乙「栂の森遊歩道」にて、2005年07月11日撮影。 [中4] 長野県小谷村千国乙「栂池自然園」にて、2005年07月14日撮影。 [中5] 同上にて、2006年08月02日撮影。 [中6] 栃木県日光市「戦場ヶ原」にて、2010年06月26日撮影。 [中7・中8] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中9] アメリカ・オレゴン州カスケードロックスにて、2013年06月15日撮影。 [中10〜中12] アメリカ・オレゴン州「ロスト湖」にて、2013年06月17日撮影。 [中13・中14] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年07月05日撮影。 [中15] 岩手県一関市「栗駒山」にて、2015年06月20日撮影。 [中16] 群馬県片品村「尾瀬ヶ原」にて、2015年07月05日撮影。 [中17] 長野県白馬村「唐松岳」にて、2016年07月31日撮影。 [中18・中19] 福島市土湯温泉町「一切経山」にて、2017年06月25日撮影。 [中20] 宮城県蔵王町「刈田峠」にて、2017年06月26日撮影。 [中21・中22] 山形県西川町月山沢「月山」にて、2018年06月23日撮影。 [中23] 宮城県蔵王町「南蔵王」にて、2020年06月20日撮影。 [下] 秋田県仙北市田沢湖「秋田駒ヶ岳」にて、2022年06月26日撮影。
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