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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、東南アジア、オーストラリアに分布しています。山地の明るい林内に生え、蔓の長さは2〜3メートルになります。葉は楕円形で先端が尖り、互生しますが、枝先ではつまって4個が輪生しているように見えます。8月から10月ごろ、淡い緑白色の広い鐘形の花を下向きに咲かせます。花冠の先端は5裂し、内側には紫褐色の斑点があります。別名で「じいそぶ(爺そぶ)」とも呼ばれますが、「そぶ」とは木曽地方の方言で「そばかす」のことです。
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キキョウ科ツルニンジン属の多年草で、学名は Codonopsis lanceolata。英名は Bonnet bellflower。
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The Bonnet bellflower (Codonopsis lanceolata) belongs to Campanulaceae (the Bellflower family). It is a perennial herb that is distributed to Japan, the Korean Peninsula, China, Southeast Asia ans Australia. This herb grows in sunny montane woodlands and spreads 2-3 m long. The leaves are elliptic and alternate with acute tips. They look like 4-whorled at the terminal branches. The pale greenish-white, broad bell-shaped flowers bloom descending from August to October. The corolla is divided into 5 lobes and has purplish-brown mottles on the inside surface.
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[上・中1〜3] 新潟県湯沢町三国「浅貝自然観察教育林」にて、2010年09月05日撮影。 [中4・中5] 奈良県御所市関屋「金剛山」にて、2005年10月13日撮影。 [中6] 滋賀県米原市上野「伊吹山」にて、2006年09月09日撮影。 [中7・中8] 岐阜県中津川市阿木にて、2007年10月04日撮影。 [中9] 岐阜県白川村飯島「三方岩岳」にて、2004年08月08日撮影。 [中10・中11] 茨城県北茨城市「和尚山」にて、2012年09月22日撮影。 [中12〜中14] 福島県檜枝岐村「尾瀬沼」にて、2013年08月25日撮影。 [中15・中16] 東京都八王子市「高尾山」にて、2013年09月21日撮影。 [中17〜中20] 茨城県桜川市「筑波山」にて、2014年09月13日撮影。 [中21〜中23] 石川県珠洲市「珠洲岬」にて、2016年08月21日撮影。 [中24・下] 岩手県八幡平市「源太ヶ岳」にて、2021年07月24日撮影。
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