|
|
|
わが国の各地と朝鮮半島に分布しています。山地の林の中に生え、茎は10メートルくらいに伸びます。葉は丸く、浅く3〜5裂します。裏面には茶褐色の綿毛が生えます。6月から7月ごろ、円錐花序に黄緑色の花を咲かせます。球形の果実は、秋に黒く熟します。ジャムやジュース、ワインに加工されますが、クマの大好物です。写真中9と中15は、「ブドウトックリタマバエ」が葉につくった虫えいで「やまぶどうはとっくりふし」。
|
|
ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木で、学名は Vitis coignetiae。英名は Crimson glory vine。
|
|
The crimson glory vine (Vitis coignetiae) belongs to Vitaceae (the Grape family). It is a deciduous woody vine that is native to throughout Japan and the Korea Peninsula. This vine grows in montane woodlands and can reach about 10 m long. The leaves are round and 3-5 lobate with the brown wooly hairs on abaxial sides. The panicles are borne and bloom yellowish green flowers from June to July. The globose fruits are ripen black in fall. They are great favorite of bears, and used as raw materials of jam, juice or wine. The 10th and 16th photos are insect goals of a fly (Cecidomyia viticola).
|
|
[上・中1] 群馬県片品村東小川にて、2010年06月27日撮影。 [中2] 福島県北塩原村「雄国沼」にて、2009年06月27日撮影。 [中3] 福島県北塩原村「雄子沢」にて、2009年06月28日撮影。 [中4・中5] 長野県塩尻市「高ボッチ高原」にて、2007年07月11日撮影。 [中6] 長野県松本市内田「県林業総合センター」にて、2005年05月22日撮影。 [中7] 奈良県上北山村小橡「大台ヶ原」にて、2005年08月02日撮影。 [中8] 長野県大鹿村「鳥倉山」にて、2005年09月22日撮影。 [中9] 長野県小谷村中土「雨飾高原」にて、2005年08月30日撮影。 [中10〜中12] 福島県北塩原村「雄国山」にて、2014年06月15日撮影。 [中13・中14] 栃木県那須塩原市「大峠」にて、2014年08月15日撮影。 [中15] 福島県下郷町「大峠」にて、2014年08月15日撮影。 [中16・中17] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月04日撮影。 [中20] 同上にて、2015年09月18日撮影。(photo by Aya Seko) [中21・中22] 同上にて、2017年07月02日撮影。 [中18・中19] 宮城県蔵王町「蔵王連峰」にて、2015年09月05日撮影。 [中23・下] 北海道千歳市「支笏湖」にて、2020年09月22日撮影。
|