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わが国の本州、関東地方以西から四国・九州それに台湾や朝鮮半島、中国に分布しています。葉は線形または線状披針形で、根もとに重なってつきます。8月から10月ごろ、穂状花序をだし赤紫色の花を咲かせます。果実は刮ハで、その果皮は熟す前に落ち、黒紫色の種子がむき出しなって果実のように見えます。また根は漢方薬として用いられ、鎮咳、去痰、滋養強壮などの効果があるといいます。和名は、藪や林の中に生え、葉が「らん」に似ていることから。台湾華語では「闊葉麥門冬」、中国語では「闊葉山麦冬(kuo ye shan mai dong)」と呼ばれます。
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ユリ科ヤブラン属の常緑多年草で、学名は Liriope platyphylla (syn. Liriope muscari var. communis)。英名は Big blue lilyturf。
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The Big blue lilytuft (Liriope platyphylla) belongs to Liliaceae (the Lily family). It is an evergreen perennial herb that is distributed from Kanto district of Honshu to Shikoku and Kyushu of Japan, as well as Taiwan, the Korean Peninsula and China. The leaves are linear to linear-lanceolate and ovarlap at base. The magenta flowers bloom in the spikes from August to October. Following bloom the fruits ripen into blackish purple. Its roots are used for Chinese herbal medicine which has effects on antiussive, expectorant and alimentation. The Japanese name "Yabu-ran" is derived from growing in bushes and resembling orchid-leaves in appearance. It is called "闊葉麥門冬" in Taiwanese Chinese and "闊葉山麦冬" (kuo ye shan mai dong) in Chinese.
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[上・中1〜2] 岡山県美作町長内にて、2004年08月25日撮影。 [中3] 静岡県芝川町内房にて、2006年02月27日撮影。 [中4] 岐阜県可児市「花フェスタ記念公園」にて、2006年12月20日撮影。 [中5・中6] 茨城県水戸市「水戸市植物公園」にて、2012年12月08日撮影。 [中7] 茨城県常陸太田市「鍋足山」にて、2014年12月21日撮影。 [中8・中9] 福岡市中央区「福岡市植物園」にて、2017年10月06日撮影。 [中10・中11] 宮城県仙台市泉区「七北田公園」にて、2020年11月07日撮影。 [中12〜中14] 宮城県村田町「浮島の植物群落」にて、2024年08月21日撮影。 [中15・中16] 宮城県仙台市泉区「真美沢公園」にて、2024年09月10日撮影。 [中17] 宮城県仙台市太白区「仙台市野草園」にて、2024年11月10日撮影。 [下] 茨城県水戸市「水戸市植物公園」にて、2024年11月30日撮影。
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