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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国それに北アメリカ東部と南アメリカに分布しています。山地から亜高山帯の草地や湿原に生え、高さは50〜80センチになります。栄養葉は地下茎から放射状に束生します。若芽のころには赤褐色の綿毛に被われ、山菜として利用されます。名前は、後からでる褐色の胞子葉が「やまどり」の尾に似ていることから。英名では「シナモン(肉桂)」に見立てています。
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ゼンマイ科ゼンマイ属の夏緑性シダ類で、学名は Osmunda cinnamomea。英名は Cinnamon fern。
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The cinnamon fern (Osmunda cinnamomea) belongs to Osmundaceae (the Osmund fern family). It is a summer-green fern that is distributed to Japan, the Korean Peninsula, China, eastern North America and South America. This fern grows in montane to sub-alpine grasslands and marshes, and can reach 50-80 cm in height. The sterile fronds are fascicled on the rhizomes. They are covered with reddish brown hairs when young and used for wild vegetable. The fertile fronds are brown-colored and resemble cinnamon bark in appearance.
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[上・中1] 長野県大町市八坂「唐花見湿原」にて、2006年05月10日撮影。 [中2] 長野県山ノ内町「東舘山高山植物園」にて、2004年07月03日撮影。 [中3〜中5] 長野県安曇野市穂高牧「烏川渓谷緑地」にて、2006年06月01日撮影。 [中6] アメリカ・テキサス州「ダラス植物園」にて、2006年04月14日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中7〜中9] 群馬県草津町草津「弓池」にて、2008年07月25日撮影。 [中10・中11] 長野県軽井沢町長倉にて、2009年05月24日撮影。 [中12〜中14] 群馬県片品村戸倉「尾瀬ヶ原」にて、2012年06月10日撮影。 [中22〜中24] 同上にて、2015年07月05日撮影。 [中15・中16] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中17・中18] 福島県檜枝岐村「尾瀬沼」にて、2013年08月25日撮影。 [中19〜中21] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年07月05日撮影。 [中25〜中28] 岩手県雫石町「犬倉山」にて、2019年07月11日撮影。 [下] アメリカ・アーカンソー州「ホットスプリングス」にて、2014年04月07日撮影。(photo by Jon Suehiro)
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